生活の中の覚え書き

赤岳

木金で赤岳登山に行ってきた!

 

一泊二日のちゃんとした登山は一年ぶり。

しかも今回は赤岳、横岳、硫黄岳と、縦走しました。

 

新宿から朝一番のスーパーあずさ茅野駅へ。

スーパーあずさは満席でした。指定席とれてよかった!茅野駅からバスで1時間ほどで美濃戸口に到着。八ヶ岳って東京から近い。

 

1日目は美濃戸口から北沢ルートで、赤岳鉱泉、行者小屋、赤岳展望荘まで。

行者小屋までは、ゆるやかな登り。川が流れていて涼しげな新緑歩き。アブ?みたいな虫がたくさんいて結構刺されました。刺されると結構痛かった。水を汲める場所が多いのも嬉しい。途中、赤岳鉱泉でスイカ売ってました!気がつくのが遅くて食べられなかったけど、、二日目に赤岳鉱泉に来た時はなかったから日によってあったりなかったりなのかな。

行者小屋から赤岳展望荘までは、それまでとうってかわって岩場を登るように。最後の頑張りにしては、なかなか長くて大変でした。途中途中で振り返って見える景色に慰められながらひたすら歩きました。

4時半ごろ、なんとか赤岳展望荘に到着しました。美濃戸口から約6時間。そこまでが(私にとっては)長いハードな登りだったので山小屋が見えたときは本当に嬉しかった。

 

赤岳展望荘についてチェックインするとコップがもらえます。このコップで、コーヒー、お茶、お湯が飲み放題なのは嬉しい。(でも、ペットボトルの水は500円もする)

夕食はバイキング形式でお代わりもできました。メニューは、炊き込みご飯と豚汁と、チキンのトマト煮、大根と豚の角煮、山菜のてんぷら、杏仁豆腐やフルーツ缶など。

お腹いっぱいゆっくりご飯を食べた後は五右衛門風呂へ。山小屋でお風呂に入れるなんてすごいよね。石鹸類は使えないけど、シャワーもあって、暖かいお風呂で少しは疲れもマシになったかな。

今回は個室に泊まりました。夕食付きで1万1千円。4畳ほどの布団スペースが割り当てられてました。平日だからか結構空いてた。使ったタオルなどをハンガーに干して荷物整理。気がつかなかったけど、個室の続きに談話スペースがあって、テレビや本やカードゲームなどがあったみたい。

荷物整理したら、歯磨きついでに山小屋のクロックスを借りて外に出て星空鑑賞。やっぱり山から見る星はすごいよね。半球に広がる無数の星々。

星をずっと見ていたいけど、明日も早い、就寝です。くたくただったけど、寝る前に一手間、翌日に備えて夕食時に一緒になった方から教えていだだいたストレッチをしました。

 

二日目はご来光からスタート!

疲れのおかげかぐっすり眠れた。4時40分の日の出の前にゴソゴソと用意をはじめます。山の朝は夏でも寒い。装備は全て身につける。Tシャツ、ユニクロのウルトラライトダウン、ウインドブレーカーにレインウェア上下、靴下もお忘れなく。寒そうだったので、サンダルじゃなくて靴を履いて外へ出たら、ちょうどいいかんじ。

体力に不安があったけど、赤岳展望荘に宿泊したのはご来光のためです。赤岳鉱泉や行者小屋は、山の裏側なので日の出が見えないらしい。

頑張った甲斐あって見たご来光。雲海から日が出る瞬間って本当に素敵。溶けそうに真っ赤な光がのぞく瞬間ってなんであんなにきれいなのかな。

 

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展望荘のいいところは、日の出と同時に、朝日に照らされる赤岳の山頂、そして富士山が見えるところ!そしてお日様と反対側には、山の稜線の影が、お隣の中岳と阿弥陀岳にかかるのが見えます。刻々と変わっていく光がまた楽しい。

展望荘の食堂で朝食を取る方がほとんどのようでしたが、私たちは外のベンチでインスタントスープとパンとソーセージの朝食。お湯を沸かすために火を持ってきましたが、展望荘でお湯がもらえたのでいらなかったかも。まあアウトドア気分アップだし、熱々ソーセージも美味しかったからヨシです。それに、山の景色を見ての食事は楽しい。

 

片付けとチェックアウトの後は、展望荘の談話スペースに荷物を置かせてもらって、赤岳の頂上へ向かいました。

赤岳展望荘から赤岳の頂上までも、岩場が続く急な登りでした。荷物置かせてもらってよかった!(この後横岳に泣くことになる)

頂上までは高山植物の花々が満開でした。きれいだねって見ていたら、コマクサしか名前がわからない私達に山の先輩方(通りすがりの登山客の方々)が名前を教えてくれました。

チシマギキョウ、オヤマノエンドウ、ゴゼンタチバナ、ミヤマダイコンソウ…高山植物の花って小さくてかわいい。オヤマノエンドウは覚えやすくていいね。

頂上からは、たくさんの山が見えました。富士山も南アルプス北アルプスも見えるの。目を凝らすと槍ヶ岳のトンガリを発見。いつか登れる日が来るかしら。朝に登頂できたので雲もなく展望抜群でした。昼になるにつれ雲が上まで上がってきちゃうんだそう。これも山の先輩に教えて頂きました。1日目辛かったけど頑張って赤岳展望荘に泊まってよかった。頂上の山小屋で山バッチゲットし、また展望荘まで下りました。

 

展望荘で荷物を回収して、いざ横岳へ!!

しかしまあ、こんなに横岳が大変だとは思いませんでした。長い長い鎖場が続きます。私は鎖場が楽しくて結構好きなのですが、同行者は苦手な人もいて思ったより時間がかかってしまいました。途中からストックが使えない場所が続きます。手で岩や鎖をつかんで進んでいく。今回、私は手袋忘れちゃったけど、手袋はあったほうがよかったかも。途中でここの固有種?というウルップ草を他の方に教えていただきました。ラベンダーみたいな縦長の花。

横岳は本当に長くて、何個か頂上?みたいなのがあるけど、ここが横岳っていうのはないみたいで、いまいち登った感じなく、硫黄岳ゾーンに突入しました。

硫黄岳ゾーンは、横岳とはまた全然違う山。横岳は岩場ゴツゴツだけど、硫黄岳は小石ゴロゴロのなだらかなコース。途中でコマクサの群生地がありました。珍しいという白いコマクサもあったよ。

この辺りからだんだん体力的に辛くなってきてすでに記憶が曖昧ですが、山の景色と高山植物が楽しめて景色もコロコロ変わって楽しい山でした。長い道頑張って赤岳鉱泉に抜けました。硫黄岳山荘から赤岳鉱泉、ほんとに遠かった。

赤岳鉱泉で冷たい水を汲んでリフレッシュ。この時点で美濃戸口の最終バスに間に合わないことが決定し同行者のテンションだだ下がり。日が落ちる前に山を出られるかということになってきていて、疲れた体にムチ打って出発しました。

赤岳鉱泉から美濃戸口までも超超超遠かった。途中で同行者が足を吊るというハプニングも発生。なんとか歩いて、途中の山小屋の方にシップを分けていただきました。バスには完全に間に合わなかったので山小屋の方に電話を借りて、タクシーを美濃戸口に予約しました。山小屋の方がとても優しくて、お茶もお新香も下さって本当に本当にありがたかったです。

ここからあと1時間!!!平坦な下りです。ゴールが見えて元気も出てきて、おしゃべりの余裕もでました。最後の力を振り絞って歩いた。

 

最終的に美濃戸口には、5時ごろ到着しました。バスまであと少しだったのに残念。

しかし本当に今回は疲れ果てた!

 

 

コース

1日目

美濃戸口→北沢ルート→赤岳鉱泉→行者小屋→赤岳展望荘

2日目

赤岳展望荘→赤岳山頂→赤岳展望荘→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→北沢ルート→美濃戸口

 

反省点

☆赤岳展望荘にとまったのはよかった。日の出も赤岳登頂のタイミングがよい。

☆横岳のリサーチが足りなかった。鎖場苦手な人がいると時間がかかる!

☆手袋、サングラス、アームカバー、ネックカバーが必要でした。日焼けやばい。顔は日焼け止め塗りたくってたけど、唇と鼻だけやけちゃったので、口元まで伸ばせるネックカバーしとけばよかったと反省。

☆水の量間違えた。行者小屋では水が汲めるけど、その後調達が難しい。行者小屋の時点で残り2リットルはあったほうがいい。

☆虫めっちゃいる。刺される。タイツとかアームカバー越しに刺されるので虫除けあったほうがいい。

 

八ヶ岳はじめてでしたが今後制覇していきたいなあ。